10月26日、ベトナム・ハティン省にて、私たち日本国際親善協会(JIFA)は、地域の学生たちへの教育支援を目的とした2024年度、第11回学資支援授与式を開催しました。101名の優秀な学生が選ばれ、支援金を直接授与いたしました。
JIFA池田節子会長は「11年間、教育の重要性を信じて若者たちを支援してきました。今年も101名の学生が夢を追い続けられることを心から願っています。」とスピーチ。また、開会の宣言と共に昨年に引き続き、「365歩のマーチ」を歌い、軽快なマーチに乗せて力強い歌声で学生たちを応援し会場を盛り上げました。
文化交流プログラムでは、JIFA教育部主催の作品展において優秀な書道作品3点が選ばれ、受賞者には賞状と記念品が贈られました。受賞者の喜びと共に会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。今回のプログラムにおいて、授与される学生たちと主催者、支援者、そして地域社会の人々が一体となる場となりました。
作品展の詳細は別途ブログ記事にてご紹介いたします。
授与式が始まり、ベトナムハティン省の教育訓練局関係者やハティン奨学会会長、長年JIFAと協力関係にあるTHASENCO人材派遣のソン社長などが参加され、JIFAへの感謝とともに学生への支援や教育の重要性について語っていただきました。
今回、ハティン市のレビン中学校で「いじめ問題」をテーマにワークショップを行ったJIFA理事の岡島加夜さんが、「夢を追い続けることの大切さ、強い思いがあれば夢はきっと叶う」とご自身の体験談と共に力強いメッセージを伝え、学生のみならず多くの大人たちも深く聞き入っていました。
支援を受ける学生代表は、「支援が必要で学び続けるのは大変でしたが、夢を支えてくださった皆様に心から感謝します」と決意を込めてスピーチしました。卒業生も登壇し、「この支援のおかげで多くの困難を乗り越えられました。今後は社会に貢献していきたい」と語り、その言葉には深い決意が込められていました。
式典では、日本で介護職に従事しているタオさんや、ハティンの日本語学校を卒業後日本で就労しているタイさんからのビデオメッセージも上映され、会場にいる学生たちに励ましの言葉が届きました。
感動と希望に満ちた式典で、この取り組みが次世代に続くことの重要性をあらためて感じることができた授与式でした。今後も若者たちが夢を追い続けられるよう支援活動を続けてまいります。
今回の授与式を無事開催できましたのは、ひとえに支援してくださる皆様のおかげです。心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
主催:日本国際親善協会(JIFA)
協賛:グローバルドリーム財団、株式会社PMC、人材アルバ、社会保険社労士法人エミフル、THASENCO人材派遣会社(ハティン)、AUCO人材派遣会社(ハノイ)
記事:教育部 更井さおり