『タオさんのStory』カテゴリの第一弾にてすでに紹介しました、JIFAの支援を受けハティンから日本へやって来たタオさんが、ハノイの日本語教育センターにてボランティアで臨時講師を務めました。
現在、タオさんは日本の病院で准看護師として看護・介護業務をしながら、介護福祉士の国家資格を取るべく日々頑張っています。
そんなタオさんが、私が教えているハノイにありますAUCO日本語教育センターの介護クラスを訪問し、「介護の仕事内容について」「介護をする上での心構え」「介護職のやりがい」などについて、90分間ベトナム語と日本語で講義をしてくださいました。
遡ること10年前、私はJIFAによるハティン訪問の際にタオさんに初めてお会いしました。まだその頃のタオさんはとても小さくて恥ずかしそうに笑う姿がとても印象的で可愛らしい様子でしたが、今回講義をしているタオさんの姿は本当に頼もしく感じられました。終始笑顔を絶やさず、真剣に生徒たちと向き合うタオさんの様子を見て、この5年間日本でとても苦労し大変なことを乗り越えて今の姿があるのだと感じました。
タオさんはとても印象的な言葉を残してくれました。
介護を受けるお年寄りの方を他人じゃなく、自分のおじいさん、おばあさんだと思ってくださいね。
介護は ”心” でしてくださいね。
限られた時間の中で40分という長い時間をかけて丁寧に質疑応答もやっていただき、生徒たちは聞きたかった介護についての質問への明確な回答に納得&満足の様子でした。
JIFAで支援をしてきたタオさんが今度はみんなを助けています。この連鎖は、私たちJIFAにとってはまさに理想的な展開だと考えています。このように支援の輪が広がっていくことを心から願っています。
タオさん(タオ先生!)どうもありがとうございました。これからも引き続き頑張ってください!
日時:2024年6月18日 14:30〜
講義テーマ:「介護職について」
講師:タイン タオさん