2024年4月23日、東京でWebデザイナーや講師を務める久保田涼子先生がAUCO日本語教育センターにお越しくださいました。
久保田先生は、私の友人であり元生徒(ピアノ)で、Webの本業以外にも広島に関する平和学習やオンライン広島ツアーなどを開催したりと、とてもエネルギッシュで多才な方です。
特別授業のメニュー
① 広島を知ろう
② お好み焼き作り体験
上記二部構成で合計2時間特別授業をしていただきました。第一部でAUCO日本語教育センター日本語教師のミー先生に通訳をお願いしましたが、それと同時に、久保田先生はやさしい日本語を使い講義してくださり生徒たちもとてもわかりやすかったと思います。
第一部では「広島を知ろう」ということで、広島の観光地・方言・お好み焼きの歴史だけでなく、原爆にまつわる大変貴重なお話をしてくださり、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
授業は全体的にクイズ形式で進行し、生き生きとした授業に生徒たちは飽きることなく楽しく学習でき、生徒たちからは「楽しい」「面白い」という声が聞かれました。正解率が高かった生徒には、久保田先生から広島の名物である「もみじまんじゅう」がプレゼントされました。初めて食べるもみじまんじゅうに、思わず「美味しいです!」と嬉しそうに声をあげている生徒もいました。
第一部の最後には久保田先生から(被爆者であるお祖母様のお言葉を代弁)「一回しかない命だよ」「80年平和な日本に来てくれてありがとう」と、生徒に向けてメッセージ。感動的で温かい空気に包まれる中、第一部が終了しました。
そして、第二部。生徒たちが前日からとても楽しみにしていたお好み焼き作りです。
今回の授業のために、日本のみならず海外でも有名な企業である、広島のオタフクソース株式会社様が“広島お好み焼き こだわりセット”を提供してくださいました。オタフクソース株式会社様は、広島出身である久保田先生とご縁のある企業で、AUCOセンターでの活動にご理解とご協力をいただき、今回の特別授業をおこなうことができました。心から感謝申し上げます。
お好み焼きセットは野菜、肉、麺などの生もの以外の材料が全て入っておりとても作りやすいです。揚げ玉、青のり、削り粉などを一通り全部揃えるとなるととても大変ですが、このセットなら安心。動画(QRコード)や絵などでわかりやすい解説もついており大変ありがたいです。
初めに、お好み焼きの作り方を動画で予習し、次に久保田先生が実演します。その後、生徒たちに作ってもらうのですが、いざ作りますというときにはすでに手順のイメージができており、作り始めてからとてもスムーズで間違えることもなくあっという間に一つのお好み焼きが完成しました。生徒たちは手順を覚えるのがとても早くて驚きです。
生まれて初めて食べるお好み焼きの美味しさに驚く生徒たちです。
忘れられない一生の思い出となりました。
この後サプライズが。実は、生徒たちは先週から準備をし、久保田先生のために折り紙で鶴を折っていました。慣れない手つきで何度も練習を重ね、最後にはとても美しい鶴を折ることができました。生徒たちの感謝の折り鶴に先生もとても喜んでいたご様子でした。教室内の折り鶴の飾りも自分たちで飾りました。
【動画(
音量注意)】AUCO日本語教育センターでは岡山県に派遣される実習生が多いため、隣接する広島県に興味を持つことが、休暇の過ごし方にも影響を与えるのではないでしょうか。生徒の皆さん、ぜひ広島に遊びに行ってみてくださいね。
生徒たちは久保田先生の特別授業のおかげでとても有意義な時間を過ごすことができました。そして、私たちJIFA教育部のスローガン『日本の魅力 ともに創ろう』を体現することが出来た一日となりました。
久保田先生、オタフクソース株式会社様、この度は本当にどうもありがとうございました。
活動日時:2024年4月23日10:00~(ベトナム時間)
活動場所:AUCO人材有限会社(AU CO LABOUR RESOURCE COMPANY LIMITED )AUCO日本語教育センター
記者:更井さおり(日本国際親善協会教育部)